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さくらんぼ豆知識

さくらんぼはワガママ娘?

さくらんぼは、なかなか気難し屋の植物。

冬眠させることが必要で、花芽がつく時期には昼温かく夜寒いことが必須条件。

けれども、開花期には低温と霜を嫌い、かといって常に温度が高ければ、枝だけが伸び実を結ばなくなってしまいます。

そこで生産者は、遅霜の被害に合わないようヒーターや電気ファンを使うなどして温度管理をこまめに行います。

ビニールハウスをかけ、毎日深夜12時に気温をチェック。氷点下になりそうなら、果樹園で火を炊いてさくらんぼの木を温めているのです!しかも、それが深夜の3時まで続くとか(@_@;)



受粉はミツバチを放し飼いにする方法と、人の手で毛バタキを使う方法などを組み合わせ、確実に受精させます。

またこの時期に雨が多いと受粉しにくく、耐水性の弱い根なので、水はけのよい礫質の多い扇状地などが適しています。



さくらんぼは梅雨時に収穫期を迎えるのですが、雨が多いと、実割れや病気発生の原因にもなります。実割れを防ぐために、雨よけハウスは欠かせない。

さらに、日当たりが悪いと色がつかないことから、収穫期が近づくと、日かげを作る余計な葉をつみとるなど、毎日手をかけなければなりません。



収穫時には、1個1個色づきを見て確認し、軸をつけてそっと手でもぎ取ります。そして、熟す時は一斉に収穫時を迎えます。短期集中的に人手をかけ収穫し、鮮度を落とさないために、同時に発送作業も進めていきます。



さくらんぼは温度変化にも弱いデリケートな果物なので、無事にお客様のところまで届いたのか、「美味しかった」という連絡があるまでは気が抜けません。


山形盆地は、梅雨に雨が少なく、昼夜の寒暖差があり、果実の育成には最高の環境です。月山おろしのきれいな空気や水といった環境のほか、生産者の惜しまぬ努力が、さらに美味しく山形のさくらんぼを育てます。

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